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TOP転職ノウハウ  株式会社カラビナフードワークス 代表取締役 西川 智之さん

採用担当者の声

株式会社カラビナフードワークス 代表取締役 西川 智之さん

株式会社カラビナフードワークス 代表取締役 西川 智之さん

2017年3月10日
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「お前誰やねん。ほんで何したいねん。」が重要

プロフィール

株式会社 カラビナフードワークス
代表取締役 西川 智之さん
創業者であり代表取締役社長
創業時は自身もサービスマンとして現場に立ち、顧客ニーズを汲んだ店舗展開を実施
現在は現場の一線は退くが、野外イベントにてこだわりソーセージやクラフトビールを販売するなど精力的に活動中

【企業の紹介】

株式会社カラビナフードワークス
ブライダルカフェレストラン、クラフトビールやピッツァを売りにしたイタリアンバールなど6店舗展開 2005年4月創業 北堀江マザーズをオープン
従業員数 45名(2013年12月現在)

履歴書で見るポイントはありますか?

西川:履歴書を見るときは、職歴はしっかり見ています。どんな悪い会社であっても得られるものはあると思っていますので、3、4年は踏ん張ったかどうかを見ます。逆に履歴書の志望動機欄はあまり見ないですね。かっこいいことを言おうと思えばいくらでも言えますが、キャリアは嘘をつかないので。面接で履歴書の内容に沿ってどんな理由で退社したのかを確認していきます。

面接で見る重要なポイントはありますか?

西川:その人の持っている雰囲気は重視するポイントですね。積み重ねてきたものが表情や仕草に表れてくるので、細かいところまで見ています。それはかっこいいとかキレイとかではなく、簡単に言うと愛嬌ですね。サービス業なので、キッチン、サービス関係なく愛嬌は必要だと思っています。 「愛嬌があるか」というのはパッと見の雰囲気とのギャップは多少あるので、第一印象だけでは判断はしません。面接を通して良くも悪くもギャップを見ます。不器用な人程頑張りやさんだったりするので、そういった部分も踏まえて、動作だけでは判断できない部分もじっくり見ていますね。実際は働いてみないとわからないんですけどね。ただ猫をかぶられてしまうと見やぶれないこともあるので、こちらから会社の現状を良いところも悪いところもさらけ出して、現実を包み隠さず伝えた上で、その人がどんな反応をするのか、素直な反応も見ています。

面接で必ずする質問を教えてください

西川:いわゆる短所は必ず聞いています。自分の短所がわかっていれば、いつもひっかかる問題に気付けますし、その問題にどう向き合っているかもわかります。 あと、「お前誰やねん。ほんで何したいねん。」です(笑)自分は何者かがわかっているかを聞き、居場所とゴールを定めます。私はカーナビの例えを使ったりするのですが、自分の居場所さえ見失わなければ、ルートを間違ってもゴールには時間がかかっても辿り着きます。 つまり、自分の悪いところを知り、それを克服し、さらにカバーしているか、してきたか。こういったことを知るために短所を聞いています。

求める人物像について教えていただけますか?

西川:自責の念を持てる人を求めています。これはどの業界、どの職種でも共通するポイントだと思います。年齢やキャリアに関係なく、しっかりと自分の責任を認めて反省できる人かどうかが重要です。道具や環境のせいにする人はNGですね。 あと個人店経験者はたくましかったりするので、印象は良いですね。整っていない環境でどんな工夫をしてきたのか。言われた事だけをしてきたのではなく、自分で考えて仕事を創ってきたのか。このあたりがしっかり身についているので、活躍が期待できます。●●という大企業で働いてきました、というネームバリューだけではないところ、その人自身の魅力が見えれば良いですね。

採用NGの理由はありますか?

西川:前職の悪口が多いのは他責の表れだと思います。前職の退職理由がネガティブな部分ばかり出てくると、この人は自責の念を持てない人だろうと思います。自分から環境を変えず、環境依存する。自分から変えていこうという意識のある人の真逆ですね。もちろん退職理由がポジティブな話ばかりではないのはわかっていますが、聞きたいのは問題点にどのように着手して改善してきたか、どんな行動をしてきたかということです。どんな些細なことでもいいので、前向きな話はウェルカムです。 あと、会話のキャッチボールが出来るかどうかも重要なポイントです。投げたものをきちんと投げ返せるかどうか、面接の時点でズレているようでは、店舗に入ってそのズレどんどん大きくなってくるので。

記者

記者:すごく話が上手で、自分からいろいろ話をしたがる人もいると思うのですが、そういった方はどうですか?

西川:この仕事はヒアリング力が大事なので、自分が話したいという気持ちが強いと少し心配ですね。 あえて言うならMな方が良いですね。私はMです(笑)クレームなんて大好きですね。クレームはチャンスですし、プラスに変える面白みがあります。

入社後、評価を受ける人の傾向はありますか?

西川:店の問題をクリアしていける人や、問題を真正面から受け止めて解決していく人が評価を受けていますね。 あと、周りを助けている人。そういう人が困っていたら、周りが助けるから、結果的にチームがうまく働きます。自己本位な人は絶対NGですね。 うちの会社は店長就任後に辞めた人が0人なんですが、気付けば今話した部分を乗り越えて、それでも辞めない人が店長になっているので、評価されるべき人たちがお店の責任者になっているように思います。

御社で働きたい方に向けて、仕事の楽しさと辛さを教えていただけますか?

西川:実際、入社前は飲食店の仕事に良いイメージを持っている方が多いと思います。ただ私はなるべく現実を伝えるようにしているのですが、飲食店での仕事って裏方の仕事が多いんですよね。お客様から見えない部分の仕事が重要で、そこがいかに大事かを伝えます。ホールのセッティングや休憩時間の打ち合わせですね。必ず休憩が取れるわけではないので、そういったことも「つらさ」としては伝えています。 楽しさは、お客様とのかけひきや、料理の提案。特にメニュー外の提案はかなり楽しみを感じる部分です。ブライダルだと準備や事前の打ち合わせ段階で、良い意味でお客様の期待を裏切るサプライズを考え、成功するとやった!と思います。

転職活動中の方々へ伝えたいことはありますか?

西川:飲食業はとてもおもしろい仕事です!自分との闘いに日々挑戦できて、自分との闘いに勝てば対応力も交渉力もついてきます。先々で他の業種にも転向可能な仕事だと思っていますので、是非チャレンジして欲しいですね!


株式会社 カラビナフードワークス

お店のwebサイトはこちら → http://www.kfw.co.jp/

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