新店舗オープンを控えた糖質オフスイーツを提供するパティスリーへの転職

藤井さんFujii　セントラルキッチン出身　独立志望のパティシエ
前職 / 製造　　現在 / 店長兼シェフパティシエ

転職者のキャリア

大学卒業後、建築会社での営業を経験。その後、製菓業界に興味を持ち、大阪・奈良で6店舗展開しているフルーツを強みとしたパティスリーでパティシエ見習いとして セントラルキッチンにて勤務。大阪のパティスリーで販売・製造を経験した後、大阪で7店舗を展開するパティスリーのセントラルキッチンでスーシェフとして勤務。 現在は立ち上げたばかりのパティスリーで店長兼シェフパティシエとして活躍中！

独立のために、どうしてもパティスリーでの経験を積みたかった。

転職のきっかけは何ですか？

藤井：最終目標である独立のためです。 以前はいわゆる工場であるセントラルキッチンで2番手として働いていたんですが、お店ではないのでやはりパティスリーを繁盛させるための知識や経験というのは積めなかったんですね。 工場とパティスリーはオペレーションやいろいろなことが全く違うので、いきなり自分のお店をオープンさせるよりは、まず実際にパティスリーで働いて経験を積みたかったというのが一番の理由です。

記者：パティスリーと一口に言っても様々なコンセプトのお店がありますが、お店選びのポイントは何でしたか？

藤井：新規立ち上げのパティスリーというのが希望でしたね！すでに出来上がっているお店ではなく、一からお店を作る経験を積みたかったので。

記者：新規オープンにこだわったのは、やはり将来の独立を意識してのことでしょうか？

藤井：自分が独立した時に近いイメージを持ってやりたかったんです。 今まではパティシエとして製造をメインにやってきましたが、独立してお店を持つということは経営者として店舗を運営していかなければいけないですからね。 僕には経営に関しての知識やノウハウが無かったので、今回の転職では経営を一番に身に付けたかった。 特に新規オープンの店舗であればお店が成長していくことも体験できますし、何が原因で売上が下がるのか？など色々なことを学べますからね。

記者：なるほど。独立してお店を持つと、技術だけでは存続していくことは難しいですよね。独立するまでに、お店を創っていく経験を積むことって大事ですよね。

今回の転職で一番苦労したことは何ですか？

藤井：すごくプライベートなことですが、家族を養っていくという責任と、自分のやりたいことを実現させたいという想いとのバランスをとることですね。 パティスリーで働きたいという想いは強かったんですが、家族も守っていかないといけないので給与や条件面も大事でした。 例えば自分が将来やりたいパティスリーをそのまま形にしたような新規出店の計画があって、そこから内定を頂けたとしても、給与が今の半分になるのではさすがに家族を守れません。 自分のやりたいことを明確にすることは大切ですが、バランスをとるのが大変でした。

今後の目標を教えてください

記者：では藤井さんにとって今回の転職は、より希望に近い職場環境だったわけですね！では、藤井さんの今後の目標を教えてください！

藤井：今後の目標はお店の集客を増やして売上を上げることです。 入社して2ヶ月間は糖質OFFと洋菓子の商品数を増やしてきたので、次は一人でも多くのお客様に来店していただいてうちのお店を知ってもらうことが目標です！ まだまだお店の認知度も低いですからね。あと今後は催事やネットショップにも力を入れていきたいので、より効率的に売上を上げることも意識しなければいけないと思っています。

記者：では、藤井さんにとってこれからが勝負時ですね！

藤井：そうですね。数値管理や売上をつくることなど今までやってこなかったことばかりなので、職場の皆さんから教えてもらって奮闘しています。 それに将来的にはウエディングケーキなどの注文を受けたりしたいという目標もあります。

食バンクを利用してみた感想と、これから転職する方へのアドバイスをお願いします

藤井：今回、食バンクさんを通して転職をしましたが、他社の人材紹介会社と比べて大きく違うところはただ単に希望条件を聞いてそれに合う企業を紹介するだけではなく、「自分がやりたいこと」と「今後の目標」を明確にして、それを理解してくれたところですね。条件面だけではなく自分のスキルや目標も明確にしてもらったことで、転職活動中だけでなく転職後も「自分はここで何を身に付けていかないといけないのか？」としっかり考えることができました。

記者：転職のときは年齢に関係なくみなさん不安ですからね。条件面だけではなく、目標を明確にすることは本当に大事だと私も自分の仕事を通して日々感じます。 藤井さん、本日はお忙しいなかインタビューにご協力いただき、ありがとうございました！