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独立How to
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開業後、繁盛店になるためにやっておきたいこと
開業後、繁盛店になるためにやっておきたいこと
2017年4月24日
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目次
- 飲食店の成功に必須!コンセプト作りでおさえておきたい「5W2H」
- 事業計画書の作成でおさえておきたい7つのポイント
- 独立のために必要な「自己資金」とは
- 金融機関から融資を受ける方法
- 物件探しの時に考えておきたい飲食店の営業に有利な立地とは
- 店舗デザインと施工業者選びでおさえておきたいポイントとは
- 食材の仕入れルート4パターン、それぞれのメリットと使い分け
- オープニングスタッフの募集と採用のポイント
- 「いつから?どうやって?いくらで?」効果的な宣伝を考え、繁盛店を築く
- 開業後、繁盛店になるためにやっておきたいこと
オープン!それから。
飲食店の開業は、半年以内で出来るものではありません。初めての開業ならなおのこと、半年から1年、もしくは数年かけてようやく完成するものです。 長い準備期間を終えて、ようやくたどり着いたオープン日。 しかし、本当に大変なのはここからだと言うことを忘れてはいけません。オープンしてすぐに成功するということは稀な話で、そうでないことの方が多いのです。売上や客数が思いのほか伸びないことや、人間関係で失敗してしまうことは、経営者の多くが直面する問題。ですが、そこで諦めてはいけません。失敗と改善を繰り返しながら、より良い経営方法を見つけ出すことが大切です!
売上高を上げる&経費を抑える
言うまでもありませんが、飲食店における利益とは「売上高から経費を差し引いたもの」です。経費とは食材費や光熱費、人件費など営業にかかる費用のこと。例えば高級食材をふんだんに使用して売上高を上げたとしても、それだけ経費がかかってしまっていると利益は残りません。
業種、業態にもよりますが、標準的な損益モデルは以下の通りです。
売上高 | 100% |
---|---|
材料費 | 55~60% |
諸経費 | 14% |
固定費(家賃・支払利息・減価償却費等) | 20% |
差引利益 | 6~11% |
肝心なのは、一定の経費をいかに保つのか。そして、売上高をどうやって上げるのかです。お店によって様々な考え方がありますが、ごく一般的なのは以下の例です。
■原価率を見直す
月末に棚卸しを行い、材料費を見直しましょう。売上の内訳を見ながら注文数の多いメニュー、そうでないメニュー、それぞれに使われている材料費を細かく洗い出せば無駄な費用を削減できます。せっかく仕入れていても廃棄になってしまっている食材を別のメニューに変更、また無くしてしまう決断も必要です。
■人件費を見直す
ピーク、アイドルタイムをしっかりと見極め、無駄な労働時間を削減する効果的な人員配置を意識しましょう。スタッフ一人ひとりに目を配り、売上につながる動きができているかのチェックも必要です。
■調理技術を向上させる
扱っている食材が同じでも、料理人のスキルやセンスによって料理の味は変わります。キッチンに立つスタッフが常に食材や料理についての知識を深め、技術を向上させることで確実にファンが増えるでしょう。飲食店である以上、どこよりも美味しいものを提供する!というくらいの目標を持っていてちょうど良いくらいです。
■サービスレベルを向上させる
「気持ちの良い接客」は、お店の評価に大きく貢献します。また、オーダーを受けるホールスタッフからお客様に、積極的に料理をオススメできると客単価が変わります。お酒を提供するお店では、お客様の飲み物が空になっている、もしくは空になりそうなタイミングで声掛けをするように指導しておきましょう。
スタッフの育成
飲食店の営業は「サービス業」に分類されます。サービス業は、顧客満足度に応じた報酬を得るビジネスです。お客様は飲食店に対し「美味しい料理」はもちろん「心地よい空間」「おもてなし」を期待しています。そのどれかが欠けてしまっても、最高の満足を得ることはできないでしょう。
「あのお店、料理は美味しいけど接客に愛想がない」
「接客は気持ちいいけど料理がいまいち」
「料理も接客もいいけど、清潔感がない」
そんな「あともう少し頑張りましょう」を「大変よくできました」の評価に変えるのは、他ならぬスタッフの働きにかかっています。しかし、はじめからお客様に評価されるスタッフはほとんどいないと思っていいでしょう。スタッフを雇用したら、継続的に育成することが重要です!
「スタッフがうまく育たない」
「モチベーションの保ち方が分からない」
など、人材についての悩みごとがあれば、【食バンク】にお聞かせください!
経験豊富なコーディネーターが親身になってお答えします。