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食材の仕入れルート4パターン、それぞれのメリットと使い分け
食材の仕入れルート4パターン、それぞれのメリットと使い分け
2017年4月25日
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目次
- 飲食店の成功に必須!コンセプト作りでおさえておきたい「5W2H」
- 事業計画書の作成でおさえておきたい7つのポイント
- 独立のために必要な「自己資金」とは
- 金融機関から融資を受ける方法
- 物件探しの時に考えておきたい飲食店の営業に有利な立地とは
- 店舗デザインと施工業者選びでおさえておきたいポイントとは
- 食材の仕入れルート4パターン、それぞれのメリットと使い分け
- オープニングスタッフの募集と採用のポイント
- 「いつから?どうやって?いくらで?」効果的な宣伝を考え、繁盛店を築く
- 開業後、繁盛店になるためにやっておきたいこと
飲食店に必須となるもの、それは紛れもなく「食材」です。売上を上げるための大切な商材なので、お店をオープンするまでに、食材の仕入れルートを確保しておきましょう。
長期保存できる食材はともかく、野菜や肉・魚介類といった生鮮食材の仕入れはこまめに行う必要があります。最近は鮮度にこだわり、それを売りにしているお店も多いので、できれば短期間で定期的に仕入れられるルートを確保できるのが良いでしょう。まずは、自分の店に必要な食材を書き出し、次にどこで仕入れるかを決めていきます。
ここでは例として4つの方法をご紹介します。
近所の八百屋や鮮魚店、スーパーマーケット
生鮮食品は長期保存ができないため、こまめな仕入れが必要となります。
少量であれば近くの八百屋や鮮魚屋、スーパーマーケットを利用するのもひとつの方法です。また、店舗によっては特売日などもありますので、上手に利用すれば安く仕入れることができます。何度も足を運ぶ内、次第にお店の人との信頼関係も築くことができ、新鮮なものを安く仕入れられる可能性もあります。
卸業者を利用する
あらかじめ注文をしておけば、お店まで届けてくれます。
食材だけでなく洗剤などの消耗品も取り扱っています。大量に仕入れたい時や遠方にしかないものを仕入れたい時など、状況に応じて上手に利用しましょう。また、業者によってはお店のメニューに合った商品を提案してくれることもあり、自分ひとりではキャッチできない情報も同時に仕入れることができます。業者にもそれぞれの専門分野がありますので、必要に応じて複数の業者とやり取りできるのが良いでしょう。
農家や漁師と直接契約する
最近では食品への安全・地方貢献の意識が高まっており、生産者から直接仕入れる「産地直送」や「地産地消」を“売り”にした飲食店が増えてきました。すべての食材を産地直送でまかなうのは難しいですが、一番自信のあるメニューでは食材もしっかりとこだわっておいて損はありません。知り合いに紹介してもらったり、電話やインターネットで探したり、もしくは農家へ直接出向いて交渉してみるのも良いでしょう。
市場で仕入れる
新鮮な食材や旬の食材を、直接自分の目で見て仕入れることができます。
ただし、仕入先は普段から飲食店のオーナーや料理長などを相手にしているプロです。初めて行く場合は、市場での買い付けに慣れた人と一緒に行き、目利きや賢い仕入れのノウハウを教えてもらうことをオススメします。
まとめ
材料費を考慮したら、出来る限り安く仕入れたいと考えるのは当然のこと。しかし食材は料理の質を決める大切なものです。すべての食材にこだわる必要はありませんが、“売り”となるメニューに使用する主要食材はしっかりと厳選しましょう。
また、お客様の口に直接入るものですので、安全であるか、新鮮であるかどうかも十分に配慮しておきたいところ。美味しく、安く、安全である食材を探し当てるため、開業前だけでなく開業後も常にアンテナを張っておきましょう。
欲しいと思った食材がすぐに手に入るかどうかは、仕入先との関係性が大きく影響します。スーパー、業者、農家、市場、仕入れルートはそれぞれですが、いずれも人と人とのお付き合いが基本。良きビジネスパートナーとして、持ちつ持たれつの関係を築けるのが理想です。