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TOP食バンクマガジン  純喫茶からサードウェーブスタイルのカフェまで!カフェ業界で働くなら知っておきたい最新事情

業態別の特徴

純喫茶からサードウェーブスタイルのカフェまで!カフェ業界で働くなら知っておきたい最新事情

純喫茶からサードウェーブスタイルのカフェまで!カフェ業界で働くなら知っておきたい最新事情

2019年2月20日
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オシャレなインテリアに囲まれながら、コーヒーの香りを楽しめる「カフェ」や「喫茶店」。慌ただしい生活の中にひと時の癒しや安らぎを与えてくれるカフェなどで働きたいと思う方は、きっとたくさんいらっしゃることでしょう。

日本国内にカフェや喫茶店の店舗が多くあることは、カフェ業界を目指す方ならばご存知のはず。以前にはセカンドウェーブと言われるカフェブームの影響もあり、全国展開するチェーン系カフェも年々増加する傾向にあります。

そんな中、今までに無かったこだわりを持つお店が登場するなど、カフェ業界に新たな変化の波が起きているのです。これからカフェ業界で働きたい方や、独立を目標としている方は、この新しい波や最新のカフェ業界事情を知っておくことは特に重要でしょう。

というわけで今回は、カフェ業界で活躍したい方々のために業界の最新事情や様々なカフェの種類・業態をご紹介したいと思います。

そもそも日本にはどれくらいの数のカフェや喫茶店があるの?

街を眺めると、あちらこちらで見かけるカフェや喫茶店。店舗自体も多いですが、カフェや喫茶店を利用する人も同じく多い。ちょっとお店を覗けば、いつも満席なんてこともしばしば。こういったことから、『日本人はカフェが大好き』ということがよくわかります。

日本にどれくらいの数のカフェや喫茶店があるのかと言いますと、何と67,198ヵ所もの店舗(全日本コーヒー協会)が存在しているとのことで、日本全国にあるコンビニエンスストアの1.4倍の数とも言われています。

特に多くの店舗を展開しているのが、いわゆるチェーン店カフェ。冒頭でもお伝えしたセカンドウェーブというカフェブームの影響もあり、スターバックスコーヒーなどを始めとするチェーン店カフェが火付け役となって、日本各地でカフェの店舗が一気に増加していきました。

また最近では、セカンドウェーブに続くサードウェーブというスタイルを意識したカフェも登場しています。

サードウェーブスタイルのカフェとは

それまでの大量消費やチェーン系カフェのセカンドウェーブコーヒーと対照的に、コーヒー豆の生産地・素材、さらにはインテリアやカップデザインなどに至るまで徹底的にこだわりを追求したのが、サードウェーブコーヒー。そのサードウェーブコーヒーを提供するカフェが、いわゆるサードウェーブスタイルのカフェ。

サードウェーブコーヒーの登場によって、豆の挽き方や淹れ方など、お客様へサーブするまでの全ての工程こだわるスペシャルティコーヒーがカフェ業界で注目され始めています。

こういったサードウェーブスタイルのカフェは個人経営のカフェに多く、全国展開するチェーン系カフェではできないオリジナリティ溢れる店舗経営がおこなえるという魅力を持っています。

また、ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れるスタイルやお店の雰囲気に惹かれて、そのお店自体のファンが増えるというのも以前までには見られなかった傾向です。

個性を持ったオシャレなサードウェーブスタイルのカフェで働きたいという人も多いようですが、そのためにはコーヒーに関する深い知識や技術などが必要になる場合もあります。

カフェ業界で働くために種類や業態を学ぼう

ここからは、カフェの種類や業態についてご紹介していきます。自分がどのような業態のお店で働きたいかを考えて、自分に合ったお店を選びましょう。

シアトル系カフェ

「スターバックスコーヒー」「タリーズコーヒー」など、現在のチェーン店カフェの主流と言われているのがシアトル系カフェです。その名の通り、アメリカのシアトルや西海岸のカフェスタイルのことを指します。

アメリカンコーヒーと言えば、それまでは浅煎りの軽いコーヒーが一般的でした。しかしシアトル系カフェのコーヒーでは豆を深く焙煎したドリップコーヒー・エスプレッソをベースに、ミルクやフレーバーシロップを加えたアレンジコーヒーやカフェラテが人気ですね。

シアトルのカフェ文化

北海道とほぼ同じ緯度ながら比較的温暖な気候のシアトルでは降雨日数が多く、長い雨季があるという特徴を持っています。そんな雨の多いシアトルですが、日本のように傘をさすという文化はあまり浸透していません。その代わりに浸透したのが、カフェだったんです。雨をしのいで暖も取れるカフェがシアトルに増えていき、同時にカフェ文化も根付いていったという説があります。またコーヒーを持ち歩いて飲むという「シアトル・スタイル」も、シアトルの肌寒い気候があったからこそ根付いたとも言われています。

イタリア系カフェ

シアトル系カフェに続いて、次のチェーン店カフェとして注目を集めているのがイタリア系カフェ。イタリア系ということで、エスプレッソなどのイタリアで好まれるドリンク類を多く扱っています。また他にはカプチーノやチョコレート系のアレンジコーヒーなども取り揃えているようです。

シアトル系カフェと比べるとメニュー構成が少し複雑で、アレンジコーヒーにはフレーバーやシロップは使わず、リキュールで味付けするといった特徴があります。ですので、アルコール類の知識も少し必要になってくるかもしれません。

イタリアのカフェ文化

イタリアでコーヒーを飲む文化が広がり始めたのは、15世紀のルネッサンス期と言われています。1720年にはヴェネツィアに『カフェ・フローリアン』という世界最古のカフェが誕生し、政治家から芸術家まであらゆる人々が交流する場所として栄えていったようです。また1901年にエスプレッソマシーンが登場してからは、バリスタがカウンター内でエスプレッソを淹れて提供する「カフェ・バール」というスタイルのお店が増えていきました。カフェ・バールでエスプレッソを飲みながら友人たちと語り合うというイタリアのカフェスタイルは、このようにして出来上がっていたのでしょう。

フランス系カフェ

イタリア系とは少し毛色の異なるフランス系カフェ。こちらはコーヒーと一緒にアルコールや軽食の提供もおこなうので、ソムリエやバーテンダー、調理の業務が含まれるのが特徴的です。パリなどでは気軽に入れる低価格なレストランが少ないため、カフェやバーでお酒を飲むことが多いようです。そのため、フランス系カフェではアルコール類の提供もおこなっています。

ちなみにフランスでは食前酒のことをアペリティフと言い、カフェで「夕食前の一杯」を楽しむことが多いそうです。

フランスのカフェ文化

イタリアと同じく、フランスにコーヒーを飲む文化が広がり初めたのも15世紀頃と言われています。1686年にパリで『カフェ・プロコープ』という本格的なカフェが開いたことにより、フランスのカフェ文化が徐々に形成され始めました。当初は、貴族・芸術家・思想家たちが集まる社交場やサロンの役割をしていたようです。このように、友人や知人たちと気軽に出会える場所としてカフェを活用するという文化から、テラス席などでゆっくりと時間を過ごすというパリのカフェスタイルが根付いていったんですね。

純喫茶

日本におけるカフェと言えば、やはり昔ながらの純喫茶が有名でしょう。古くからお店を営む個人店の他に、「コメダ珈琲」や「上島珈琲」といった純喫茶風のチェーン店カフェも同じく有名ですね。カフェの新しい流行として先ほどご紹介したサードウェーブカフェの源流が、日本の純喫茶であるとも言われています。

また、カフェと喫茶店の違いは営業許可の違いにあります。

・飲食店営業許可を取っているお店が「カフェ」
・喫茶店営業許可を取っているお店が「喫茶店」

喫茶店営業許可では、アルコール・調理を伴う軽食の提供ができません。将来的に自分の店舗を持ちたいという方の中で、カフェのフードにもこだわりたいという方ならば飲食店営業許可を取る必要があるでしょう。

まとめ

ヨーロッパを発祥とするカフェ文化ですが、今や日本人にも無くてはならない文化となりました。店舗が増えていく一方で、サードウェーブカフェの登場によってカフェ業界を取り巻く状況や流行なども大きく変化していくことでしょう。

今後カフェ業界で働きたいと思っている方や、自分の店舗を持って独立を考えている方は、新しい業態・流行を考えてキャリアプランを立てることが重要です。そのためにも、カフェ業界の最新情報を常にキャッチすることが大切です。

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