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TOP食バンクマガジン  バル・BAR業態の特徴

業態別の特徴

バル・BAR業態の特徴

バル・BAR業態の特徴

2017年3月13日
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『バル』と『BAR』

バルとは、イタリアやスペインなどの南ヨーロッパ発祥の酒場・居酒屋・軽食喫茶店です。
現地では、料理やコーヒー、お酒を楽しむことはもちろん、地域の人々にとっての交流の場所としても利用されています。

イタリアでは、全国に16万軒のバルがあると言われ、地域社会に密着した生活には欠かせない飲食店となっています。
食事がしっかりとできるリストランテ・バルやワインなどのお酒がメインのエノテカ・バル、カフェメニューが中心のカフェ・バル、パスタやピッツァが中心のピッツェリア・バルなど、さまざまなタイプがあります。
メニューも豊富で、料理以外にもエスプレッソをはじめカプチーノ、マッキャートなど、バリスタが作るスペシャリティコーヒーやイタリアのアイスクリーム・ジェラート、イタリアの菓子・ドルチェ、スプマンテやカクテル、リキュールといったワインなどが楽しめます。
スペインでも、お酒に加えて生ハムやイカリングといった小皿料理のタパスが親しまれています。

一方、BARはカウンターでカクテルや水割りなどのお酒を提供するお店を指します。

BARといってもその種類は多岐に渡り、それぞれに特徴があります。
オーセンティックバーでは、静かな雰囲気のBGMを聞きながらバーテンダーやお客様同士で会話を楽しむことができます。
お酒の品揃えも豊富で、多くのお店ではプロフェッショナルのバーテンダーが所属しています。
ショットバーはお酒を測り売っているBARです。
オーセンティックバーに比べるとカジュアルで、ボトルキープを行わず、一杯ずつカクテルやウイスキーなどを楽しむ場所です。
カウンター席やテーブル席があり、BARによっては軽食も楽しめます。
お酒だけでなくお食事もしっかり取りたい場合に利用されるのがレストランバーやダイニングバー。
団体で利用しやすいお店が多く、テーブル席や個室席が用意されています。
カフェバーはお酒の他にコーヒーやソフトドリンク類が充実していて、気軽に入れるお店です。
ほかにも、お店の中で音楽を楽しんでもらうことをコンセプトにしているジャズバーやロックバー、ピアノバーなどがあり、生演奏を楽しむことができます。

2000年代の『バル』ブーム

日本では、2000年代に入り、イタリアンバル・スペインバルブームが始まりました。
活気があって賑やかな雰囲気と、ちょっとした一杯から食事での利用まであらゆる食のシーンに対応できる柔軟さが人々に受けて、次々とお店がオープンしていきました。
バル人気はそれだけにとどまらず、魚介や肉といった食材を全面に押し出したバルやワイン、国産を中心としたクラフトビール、日本酒などのお酒を中心としたバル、さらには板前バルや割烹バルなども登場しています。
もともとは南ヨーロッパを中心に発展してきたバルは、日本国内では和洋を問わず居酒屋の別業態のような形で広まっていて、カジュアルな飲食店の新しい業態として進化し続けています。

日本での『BAR』スタイル

日本におけるBARの始まりは、1860年にさかのぼります。
横浜の外国人居留地で開業した横浜ホテルに設置されたBARが日本初のBARでした。
1910年には、日本人客を対象として東京にBAR「カフェプランタン」がオープンしました。
その後、BARは次々とオープンしていきましたが、関東大震災で東京のBARは壊滅。
職を失ったバーテンダーたちは関西をはじめ各地に移り、震災復興後にはBARは全国に広まっていきました。
第二次世界大戦中はBAR人気も下火になりましたが、戦後の1949年に酒類販売が自由化されたことをきっかけに、BARは再び各地でオープンしていきました。
ところが当時はお酒の種類も少なく、外国産のものばかりでした。
その後、サントリーからウイスキーのトリスが発売され、トリス・バーが流行。
国産の洋酒も次々と発売され、カクテルブームが生まれました。
この流れの中で、オーセンティックバーやショットバー、さらにはさまざまなスタイルのBARが発展していきました。

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