業態別の特徴
業態別の特徴
フランチャイズ・チェーン店の特徴
フランチャイズ・チェーン店の特徴
2017年3月13日
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フランチャイズ(FC)とは、英語で「販売権を与える」という意味があり、フランチャイザー(本部)がフランチャイジー(加盟店)に対して、商品の仕入れ先や仕入れ方法、商品の管理システム、広告をはじめ販売促進活動など、その事業のノウハウを提供するものです。
その対価としてフランチャイジーは加盟金(ロイヤリティ)などの費用を支払います。
フランチャイザーにとってのメリットは、統一したブランドイメージや商品構成を持つ店舗を短期間で多数展開し、消費者への認知を高めることができる点にあります。
加盟店にとっては、本部やその他の加盟店によってすでに確立されているブランド力や本部で蓄積された過去のデータ、食材の輸送ルートなどが利用でき、店舗運営の指導や助言も受けられることから効率な店舗運営ができます。
日本でのフランチャイズの成り立ち
日本で最初にフランチャイズが取り入れられたのは、1956年に設立された日本コカコーラボトリングだと言われています。
その後、ダスキン愛の店、不二家、ケンタッキー・フライド・チキン、ミスター・ドーナツ、マクドナルドなどがと登場し、フランチャイズチェーン店舗が次々にオープンしていきました。
現在では、フランチャイズビジネスは全国に浸透し、同じマークやイメージ、品揃えでチェーン展開するお店が数多く見られます。
マクドナルドやケンタッキー・フライド・チキンなどの他にも、大手企業ではドトールコーヒー、養老乃瀧、モスフードサービス、サブウェイやスターバックスなどがフランチャイズチェーンを展開しています。
フランチャイズ展開と直営店
統一されたブランドイメージや品揃えを持つチェーン店ですが、フランチャイズチェーンのほかにもレギュラーチェーン(直営店)があります。
これは、本部企業が直接店舗の経営と運営を行うチェーン店のことです。
レギュラーチェーンの社員やパートなど従業員はすべて本部企業の従業員で、売上や経費もすべて本部企業側で管理します。
本部企業は実績を積んで成功したレギュラーチェーンをモデルとしてフランチャイズチェーンを展開しています。